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ガラ/企画公演 など Archive
「マラーホフの贈り物」プログラムA (2008.2.9)
- 2008/02/10 00:00
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ゆうぽうとホール
第1部
「牧神の午後(L'apres-Midi D'un Faune)」
振付:ワツラフ・ニジンスキー/音楽:クロード・ドビュッシー
牧神:ウラジーミル・マラーホフ/ニンフ:井脇幸江
ニンフたち:高木綾、浜野香織、前川美智子、吉川留衣、矢島まい、渡辺理恵
この作品はプリセツカヤとラトマンスキーで見て以来。マラーホフにとっても初演というこの作品、「マラーホフがニジンスキー版『牧神の午後』を日本で初演する」事に意味があるんだよねー、きっと。マラーホフらしい繊細さがあってポーズが綺麗で、ああ日本で踊ってくれているんだわー、としみじみ嬉しかったです。ニンフと牧神の純愛っぽく見えるのが面白いな、と思って見てましが、ニジンスキー版の牧神としてはどうなんでしょう。きっと3日目くらいになると、また違った関係性が出てくるのでしょうけど。
評判のよい井脇さんのニンフ、見られて嬉しかったです。東バの他の女性陣も含め、世界観がしっかり出来上がってますね。素晴らしい。
「エスメラルダ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:チェーザレ・プーニ
ヤーナ・サレンコ/ズデネク・コンヴァリーナ
サレンコは小柄でテクニシャンタイプのバレリーナ。足の甲のアーチが綺麗で、それを見せつけるよーに脚を上げるのね。踊りの質自体はきちんと訓練された好感が持てるダンサーなのだけど、こういうガラ公演でのアピールの仕方はもう少し研究してほしい気がする。この演目でももう1つの「ドンキ」でもバランスや回転などのテクニックを強調していたけれど、バランス系の音から外れるアピールは魅せ方が難しいんだよね。タンバリンの音も音楽とズレていたし。音楽の高揚感を殺さないアピールをした方が更に魅力的だと思う。ちょっと勿体ない。
コンヴァリーナはすごく丁寧に踊っていたと思う。急造ペアだけど2人の踊りのタイミングとかも合わせていたし、サポートも上手かった。踊りも綺麗。個性を印象づけられる作品を1つでも持って来てくれたら、イメージ変わったかもしれないのになぁ。バレエフェスの時も「エスメラルダ」と「ドンキ」(ガラのチャイパドは見てません)だったし。
「カルメン」
振付:アルベルト・アロンソ/音楽:ジョルジュ・ビゼー/ロディオンシチュドリン
マリーヤ・アレクサンドロワ/セルゲイ・フィーリン
アレクサンドロワの圧倒的な存在感に尽きますねー。いや、参った。ホセどころか会場中を魅惑して楽しそーに踊るマーシャの、その指先1つで、目線の動きで、すっかり彼女の虜。アロンソ版のカルメンとしては、もう少し踊りに制約がある方が「らしく」て私は好きなんだけど、もうそんなの超越しちゃって問答無用、自由自在のカルメンでした。いやはや、彼女はもう他の出演者とは別の次元にいますね。圧倒されました。カーテン前ではお得意の指をパチパチ鳴らしてのレヴェランスも。ノリノリです。
フィーリンは前髪をおろして登場。なんですか〜その可愛いお姿は。これも別の意味でびっくり。出て来た時からすっかりカルメンの魅力に絡めとられて身動きできなくなってました。私としては、けっこう新鮮だったなぁ、そういうフィーリン。
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ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ「ロシア・バレエのスターたち」Bプロ(2007.09.01S)
- 2007/09/04 16:09
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クレジット
指揮:アレクサンドル・ボリャニチコ(マリインスキー)、パーヴェル・ソローキン(ボリショイ)/演奏:東京ニューシティ管弦楽団
新国立劇場 オペラパレス
第1部
「アルレキナーダ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ、アントン・コールサコフ
2人ともAプロより生き生き楽しそうに踊ってました。かわいらしい人形同士の戯れ合いといった風情でマイムも愛らしい。それがまたオブラスツォーワによく似合って可愛いのなんの。コールサコフも彼女の可愛い世界を壊さないキャラで、何とも愛らしいパ・ド・ドゥでした。
「病める薔薇」
振付:ローラン・プティ/音楽:グスタフ・マーラー
ウリヤーナ・ロパートキナ、イワン・コズロフ
テープ演奏。最初にフランス語で何事か台詞が流れ(ブレイクの詩?)ました。ロパートキナはピンクの薔薇の花弁を思わせるドレスと緑のイバラのようなヘッドピース、コズロフは上半身裸で下はグレーのタイツだったかな?運命を甘受して滅びていく、というテーマが「瀕死の白鳥」と重なる部分がありますね。相手役がある分、こちらの方はどこかスイートな要素すら感じて、不思議な感覚に陥りました。コズロフは"全てを焼き尽くすような情熱を持つ虫"というよりは、薔薇全体を包みこんでいくような印象。美しい薔薇を滅ぼすつもりはないのに結果的にそうなって行くような。テープの最後がブツっと切れたので、余韻が損なわれたのは惜しかった。
「眠れる森の美女」第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アリーナ・ソーモワ、アンドリアン・ファジェーエフ
出て来た瞬間に、その麗しい王子さまっぷりに目がハート。そう、これが見たかったのー。やっぱり王子がお似合いです。うるわしの5番ポジション(意味不明...)。音にピタピタとハマるのは彼としては至極当然の事なのに、このペアにあってはこれほどに幸せを感じる瞬間になってしまうとは。ソーモワの輝ける存在感はとても素晴らしいと思いますが、私はやっぱり音に対しての雑さが改善されない限りいつまでも苦手だろうな、と認識しました。指導者やカンパニーも、期待しているなら丁寧に育ててあげないともったいないよ〜。
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ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ「ロシア・バレエのスターたち」Aプロ(2007.09.01M)
- 2007/09/04 15:26
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クレジット
指揮:アレクサンドル・ボリャニチコ(マリインスキー)、パーヴェル・ソローキン(ボリショイ)/演奏:東京ニューシティ管弦楽団/ピアノ:アレクサンドラ・ジーリナ(3つのグノシエンヌ)
新国立劇場 オペラパレス
第1部
「エスメラルダ」第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ニコライ・ベリオゾフ/音楽:リッカルド・ドリゴ、チェザーレ・プーニ、ロムアルド・マレンコ
エカテリーナ・クリサノワ、ドミートリー・グダーノフ
クリサノワ、明るい踊り方をする人ですね。演目のせいもあると思うけど、A/Bプロとも表情が生き生きしていて吸い寄せられる。プロポーションもよいし、踊りもハキハキしてて気持ちがいい。タンバリンがすごく小さいせいかパシパシ音が鳴らなかったのが少々もったいなかったかな。やっぱりこのヴァリエーションは景気よく音を響かせて踊ってくれた方が満足度は高いから。それと衣装がとってもとっても素敵だった。深いグリーンのベルベットのボディスに同系色のチュチュ。金糸で刺繍が入ってたような気がするけど、それはうろ覚え。グダーノフはたぶん初見。安定したダンサーだと思いました。派手ではないのでこういうガラ(しかもマチソワでマチネの最初だもの)だと印象が薄くなっちゃうけど、クリサノワを引き立ててました。
「マグリットマニア」デュエット
振付:ユーリ・ポーソホフ/音楽:ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、ユーリー・クラサーヴィン
ネッリ・コバヒーゼ、アルテム・シュピレフスキー
ルネ・マグリットの絵からインスピレーションを得て振り付けられたアブストラクト・バレエ、とのこと。赤いドレスのコバヒーゼと白いシャツにサスペンダーのついた黒ズボン姿のシュピレフスキーは美男美女のペア。雰囲気があってよかったです。シュピレフスキーはベルリン時代のソロルの印象があったのでどうかなーと思っていたのですが、彼らは今回いい演目を持って来たと思います。ホントに絵になる2人。コバヒーゼはプロポーションはいいし詩情があるのが素晴らしい。今回すっかりファンになりました。それと、こういう音楽も生オケでやってくれるのがありがたかったです。
「海賊」第1幕の奴隷の踊り
振付:マリウス・プティパ/音楽:オルデンブルク公爵
ニーナ・カプツォーワ、アンドレイ・メルクーリエフ
ボリショイの新版の衣装ですよね。見ている時はランケンデムとグルナーラだと思っていたので、メルクリエフが男性ヴァリに入る前だけ、思い出したように奴隷商人らしく表情をつくったのに笑ってしまったのですが(あとはとても素敵な殿方として踊っていたので)、ボリショイでは奴隷カップルの踊りだそーで。ん?だったらあの悪ぶった表情はなんだったのだ?ちょっと手をついちゃったミスがあったけど、それ以外は相変わらず素敵でした。カプツォーワは初見。なんてかわいらしくてプロポーションがいいの!柔らかさと軽さがあってとてもチャーミング。売られる奴隷がそんなとびきりの笑顔でいいのか?と思いつつ、こちらも釣られて笑顔になっちゃう。このパ・ド・ドゥを見て幸せな気分になる、という反応は正しいのかどうか(笑)。
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「ルグリと輝ける仲間たち 2007」プログラムB (2007.08.13)
- 2007/08/15 14:37
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第1部
「タランテラ(Tarantella)」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ルイ・モロー・ゴットシャルク/編曲:ハーシー・ケイ
メラニー・ユレル/アクセル・イボ
初見です。姉御肌のユレルと弟分アクセルくんによる、楽しくて勢いのある"プレゼンテーション"に満ちたパ・ド・ドゥ。もう少し音にピシピシっとハマると更に快感度の高い演目でしょうね。テープだったしある程度は仕方ないと思うけど。でもその分を差し引いても、2人はキラキラと魅力を振りまいてくれていました。
タンバリンをパシパシ打ち鳴らし「どう?」と客席に向ってニッコリ。アクセルくんがこんなプレゼンテーションをしてくれるとは思っていなかったので、嬉しい驚き。彼の踊りは柔らかくて、そのアクセントが心地よい。タンバリンの使い方もとても上手で、彼向きの演目だなーと思いました。確かリフトとかサポートとかってほとんどなかったですよね。それも良かったのかな。若手男性ダンサーのサポートにハッとする事ってのもありますしね。
ユレルの衣装は赤いボディスに白に縁だけ赤のラインの入ったチュチュ。チュチュのボリュームの割にはボディスがコンパクトすぎて、上半身がゴツく見えたのがちょっと気の毒。実際そういう体型ではあるのだけど、もう少しなんとか出来なかったのかなぁ。ガラの1演目の為じゃ難しいか...。でも、踊りはパキパキと気持ちよく、彼女に向いた演目だったんじゃないかな。楽しそうだしニコニコ可愛かったし、華やかでした。
「アベルはかつて...(Abel Etait...)」
振付:マロリー・ゴディオン/音楽:アルヴォ・ペルト
グレゴリー・ドミニャック/ステファン・ビュヨン
前回も思ったけど、とても美しい作品だと思います。前回見た時はサイズとビュヨンで、その時とはカインとアベルの関係性が違って見えました。前回は(私の受けた印象では)最初から異質の兄弟で(サイズはビュヨンの方をほとんど見ていなかったような)2人には"選ばれし者"と"選ばれざる者"の対比みたいなところがあったので、最後に嘆くカインの哀しみも弟を殺してしまった罪への嘆きというより、"選ばれざる者の苦しみ"と受け取れたんですね。
でも今回は2人は仲の良い兄弟でした。白い布の分配があるまでは。ドミニャックとビュヨン、2人のバランスもよかったのだと思いますが、そういう(仲のよいという)解釈の兄弟だった。だから、白い布の分配の後は2人とも苦しむし、最後の嘆きも"嫉妬によって弟を殺してしまった兄の嘆き"と感じられるので、感情移入もしやすかったし、原典の解釈としてはもしかしたらこちらの方が正しいのかな。聖書はずいぶん昔に読んだきりなのでよくわからないんですけど。
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「ルグリと輝ける仲間たち 2007」プログラムA (2007.08.09)
- 2007/08/10 19:50
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- Category: ガラ/企画公演 など
ゆうぽうと 簡易保険ホール
第1部
「白の組曲(Suite en Blanc)」
振付:セルジュ・リファール/音楽:エドゥアール・ラロ
シエスト:乾友子、高木綾、奈良春夏
テーム・ヴァリエ(パ・ド・トロワ):ローラ・エッケ、オドリック・ベザール、グレゴリー・ドミニャック
セレナード:マチルド・フルステー
プレスト(パ・ド・サンク):シャルリーヌ・ジザンダネ、松下裕次、氷室友、辰巳一政、長瀬直義
シガレット:アニエス・ルテステュ
マズルカ:マチアス・エイマン
アダージュ(パ・ド・ドゥ):ミリアム・ウルド=ブラーム、マチュー・ガニオ
フルート:メラニー・ユレル
東京バレエ団
初見でした。最初の"全員でポーズ"は美しいですね。作品全体にリファールの美意識がてんこもりで、興味深く見ました。ミリアムちゃんのラインがやっぱり美しくて好きです、が...マチューとはあまり合わないよーな気がする。マズルカのエイマンくんも「スーパーバレエレッスン」を見てから楽しみにしてた人ですが、期待を裏切りませんね!バネが効いてしなやかで安定していて、音楽にぴったり。メラニー・ユレルの踊ったパートはけっこう好きでした。踊りにアクセントが付けやすいというのもあるかもしれませんが、彼女の資質にも合っていたんじゃないかしら。
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管理人:ゆう
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