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「第15回 日本バレエフェスティバル」(2005/08/05)

クレジット

指揮:堤俊作/演奏:ロイヤルメトロポリタン管弦楽団
新国立劇場オペラ劇場

第1部

デフィレ

日本ジュニア・バレエ

かわいいお嬢さんたちでした。

「海賊」第2幕よりグラン・パ・ド・ドゥ

振付:M.プティパ/音楽:R.ドリゴ

田中ルリ/遅沢佑介

遅沢さん、初めて見ました。この演目は彼に合っていたかどーか、ちょっと疑問。背中が固いかなーという感じでしたが、あまりコンディションがよくなかったのでしょうか。プロポーションよいし、もっと王子系とかで見たかったかも。田中さんも別の演目で見たいなー。あ、田中さんは7月のオーチャードよりは安定してたように思います。

「ゼンツァーノの花祭り」よりパ・ド・ドゥ

振付:A.ブルノンヴィル/音楽:E.ヘルステッド

渡部美咲/恵谷彰

2人とも初見だと思いますが、華奢でテクのしっかりした渡部さんと、身長的にもテクニック的にも釣り合った恵谷さん、初々しいカップルのかわいらしいやりとりもしっかり表現してたし、踊りも見事でした。特に恵谷さん、膝から下だけ別の生き物みたい!(笑)ブルノンヴィルの振付はマイムが多いので、物語の背景を知らなくてもこの2人がどんな関係かわかって物語の世界に入り込みやすいのね、という発見あり。踊りを純粋に楽しみたい人は物足りなかったかもしれませんが、私はこの2人の作り出す世界が好きでした。

「内_uchi/外_soto」より「外 soto〜Conversations not heard」

振付:リン・チャールズ/音楽:ヨーグ・ル・バール"J'en ai marre", "Arepo", "Je l'ai lu et jel'ai vu", "piano et voix rythmiques"

酒井はな/西島千博

タイトルから何か深刻な男女のやりとりかと想像していたのですが、実際は男女のちょっとしたズレとか行き違いなんかをコミカルに描いた場面でした。2人とも客席を楽しませるのが上手いから、もう会場大喜び。大人の魅力と少し外したかっこよさ、コミカルさ、踊りの難易度も高そうで、今のこの2人ならではだよな〜と思いました。

「ライモンダ」第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ

振付:M.プティパ、T.ウェストモーランド、牧阿佐美/音楽:A.グラズノフ

志賀三佐枝/山本隆之

志賀さんはやっぱり音楽的ですばらしい〜。3日目も「ライモンダ」を踊るものだとばかり思っていたのに、今日プログラムを確認したら最終日は出演されないのですね。ということは今日が志賀さんの「ライモンダ」最終日?美しくて泣けてきました。山本さんはまだ本調子にはほど遠いかと思いますが、7月より状態がよくなっているようで本当に本当に安心しました。片手リフトもがんばってたし、回転系も流れずに決めてくれたし(たぶん、ミスしない程度に抑えて踊っていたと思います)。明日の「ロメジュリ」バルコニー・パ・ド・ドゥもこの調子なら大丈夫ですね。ほっ。

「ラ・バヤデール」幻影の場よりグラン・パ・ド・ドゥ

振付:M.プティパ/音楽:R.ドリゴ

アナスタシア・チェルネンコ/デニス・マトヴィエンコ

登場したマトヴィの衣装に呆然。な、何それは?ゴージャスなパジャマみたいだよー。踊りの方は調子よいようで、バシバシとばしてました。気持ちよい程にジャンプは高いし回転は早いし。軸がぶれそうになってもまっすぐに戻せる筋力に、彼が今ダンサーとしてすごくよい時期なのだと実感。彼のソロルって私は見た事ないけれど、全幕でも見てみたいなー。妻はプロポーションにすごーく恵まれたダンサーだと思うのですが、いかんせんその長い手脚をコントロールしきれてないようです。専門的なことはわからないけど、決めたポーズとかは綺麗なので、きっとパとパのつなぎとか、ムーブメントとか、そういうのが「もうちょっとがんばってくれるといいなー」という気がするのかも。

第2部

「コンチェルト」より2nd Movement

振付:K.マクミラン/音楽:D.ショスタコーヴィチ

島添亮子/ロバート・テューズリー

マクミランにはめずらしい(とプログラムに記載)プロットレス・バレエより。真っ白のレオタードを着た島添さんの美しいラインにホレボレ。テューズリーはほとんどサポートで踊りが見られなかったのはとても残念なんですが、安定感は抜群だし、ラインも美しい。島添さんと2人の醸し出す作品の世界がすばらしかったです。

「グラン・パ・クラシック」

振付:V.グゾフスキー/音楽:D.F.オーベール

草刈民代/逸見智彦

もしかしたら私、草刈さんのチュチュ姿を生で見るのは初めてだったかも。2人が並んで立っていると輝くように美しいです。が、草刈さんにはもっと合った演目があったのではないでしょーか。逸見さん、ちょっとお疲れかなー。日曜日も代役だそうで、そちらもがんばってください〜。

「タラスブーリバ」より「ゴパック」

振付:R.ザハロフ/音楽:S.セドイ

岩田守弘

岩田さんも初見。ものすごーい跳躍ですね!会場わいてました。日本人なのにこんなにロシアの土臭く踊るなんて、もはや彼はロシア人では。

「カルメン」よりパ・ド・ドゥ

振付:R.プティ/音楽:G.ビゼー/照明監督:ジャン=ミシェル・デジレ

ルシア・ラカッラ/シリル・ピエール

あれ?シリル・ピエールももしかして初見かな。1人で踊るところよりラカッラと一緒に踊るところの方がずーっとよかったです。ラカッラはあの脚!につきますね。見事でした。個人的にはもうちょっと上半身(というか肩のあたり)は肉感があってもよかったかなぁ、と思います。肩を揺らす振りのところなんかは、特に。でも、観客の気持ちをぐーっと持っていってしまう存在感と雰囲気はさすが。ホレボレしました。

「若者と死」

振付:R.プティ/音楽:J.S.バッハ/振付指導:ルイジ・ボニーノ/照明監督:ジャン=ミシェル・デジレ

スヴェトラーナ・ザハロワ/イーゴリ・ゼレンスキー

バッハの「パッサカリア」ってオルガン曲ですよね。やっぱりオルガンの音色で聞きたかったなーと思った初日。ゼレンスキーは大熱演。ただ、どうしてもいろんな動作と踊りの部分が独立して「さぁ跳躍!」という風になってしまったり、全体的にぬるい感じではありました。プティの特にこの作品は、踊りがマイムに限りなく近づくというか言葉のように激しく絶望的にキリキリと踊ってこそ、という認識が私の中にあるので・・・。風貌が輝かしいのも、絶望の若者には見えにくかったかなー。少なくともゼレンスキーの体の調子はかなりよいみたいだ、という事はわかりました。それは一安心。ザハロワは、、、まぁねぇ、メダリストガラが終わってアメリカでドンキ踊って、また日本に戻ってプティ、だから準備期間はほとんどなかっただろうとは思うんですが。全体に、ロシアンな香り漂うプティ(らしきもの)でした。明日以降に期待しますです。

フィナーレ

海賊の曲に合わせて、登場順にペアで出てきて踊ってみせたり挨拶したり。最後のご挨拶でもザハロワとゼレンスキーは笑顔が少なめでした。明日は挽回してねっ。

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管理人:ゆう

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