- 2005/07/25 14:01|
- Category: ABT|
クレジット
原振付:マリウス・プティパ/改訂振付:アンナ=マリー・ホームズ/構想・演出:アンナ=マリー・ホームズ、ケヴィン・マッケンジー/美術・衣裳・舞台装置:ザック・ブラウン/照明:スティーン・ビャーク/編曲:オームズビー・ウィルキンス
指揮:チャールズ・バーカー/演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
東京文化会館
キャスト
ライモンダ:ヴェロニカ・パールト
ジャン・ド・ブリエンヌ:マルセロ・ゴメス
アブデラフマン:ゲンナジー・サヴェリエフ
アンリエット:マリア・リチェット
クレマンス:アンナ・リセイカ
ベルナール:デイヴィッド・ホールバーグ
ベランジェ:ダニー・ティドウェル
シビル・ド・ドリス伯爵夫人:ジェニファー・アレキサンダー
白い貴婦人:カルメン・コレーラ
家令:カーク・ピーターソン
サラセンの踊り:ミスティー・コープランド、アーロン・スコット
スペインの踊り:クリスティー・ブーン、ジーザス・パスター
ハンガリーの踊り:サッシャ・ドマハウスキ、サッシャ・ラデッキー
感想
パールト、見た目はとてもゴージャスな美人だし、キーロフ仕立てのアームスはきれい。でも重そう。ゴメスが必死にリフトしてるのを見て気の毒になってきましたよ・・・。でも、パロマがポワントの音をひびかせた2幕の階段は音をさせずに降りてきてくれたし、アブデラフマンへの戸惑いとか好きになれない気持ちはパロマよりきちんと表現していて、それは好感を持ちました。
ゴメスは1幕で最初に登場した時の上着の色が少しカレーニョのと違っていたようでした。カレーニョだとノーブルさが少し勝って、ライモンダを愛し敬う地位の高い人、という雰囲気だったのが、ゴメスは持ち前の甘さがあって(もちろんノーブルさもある)若い情熱も持ち合わせた好もしい恋人という感じ。どちらも素敵です。
サヴェリエフは、ボッカの情熱的で少しアクのあるアブデラフマンを見たあとでは少々大人しめには感じました。でも、ジャンと舞台の上手と下手に立ってライバル意識丸出しにするところとか、従者が「もう諦めてください、帰りましょう」と促しているのに耳を貸さず決闘を申し込んじゃうところなんかは熱かったです〜。上手いからサラッと踊ってしまうけど、もう少し押しが強くなったらよいかも。
ライモンダの友人たちでは、マリア・リチェットがとってもよかったです。彼女ってすごく日本人好みのダンサーだよね。軽くて踊りも正確できれいだし、音楽的だし。ダニー・ティドウェルにも、やはり目がいきました。白い貴婦人を踊ったのはカルメン・コレーラでしたが、この役は彼女の踊りの質にはあまり合わないんじゃないかなー。マチネのスペインの方が合ってる気がする。
この回はまだこの床に慣れてないダンサーが多かったのか、けっこうみんなつまずいたりしていましたね。中でもスペインのクリスティー・ブーンが本当につんのめって倒れてしまってビビりました。思わず一緒に踊ってたダンサーが手を貸して助けてたもんね。でも何事もなかったように最後まで笑顔で踊ってくれてよかったですけれど。ハンガリーをラデッキーが踊りましたが、いちおうにこやかに踊っていてほっとしたりして(笑)。今回いくつかピンで踊るのを見て、まだ「魅せる」という点では物足りないなーと思いました。
んと、でもまぁめったに見られないものを見た、という感じで楽しい1日ではありました(前向きな私)。