- 2005/07/22 23:49|
- Category: ABT|
東京文化会館
第1部
テーマとヴァリエーション
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー<管弦楽組曲第3番op.55 第4楽章>/演出:カーク・ピーターソン/衣装:テオニー・V.オールドレッジ/照明:デイヴィッド・K.H.エリオット
指揮:オームズビー・ウィルキンス/演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
ミシェル・ワイルズ/デイヴィッド・ホールバーグ
クリスティー・ブーン/カルメン・コレーラ/サッシャ・ドマハウスキ/アンナ・リセイカ/ボー・ブスビー/ジャレード・マシューズ/サッシャ・ラデッキー/エリック・アンダーウッド
今日のペアを見て、昨日のヘレーラは少なくとも丁寧で美しかったと思った次第。ワイルズとホールバーグのペアは、確かに長身で金髪で見た目はよいです。でも踊りの方は物足りなかったなー。バランシン得意の2人、と聞いて楽しみにしていたのですけれど・・・。ホールバーグもずいぶん期待されているようだし、前回危なっかしかったリフトも上達してるのかと思ったらそうでもなく、、いや、彼も故障してたからその影響かもしれないんだけど。ワイルズもプリンシパルに昇進した後だけに、観客の求めるものが高くなっていると思うんですけどね。ホントに彼らが期待に応えてうーんと精進して、ABTの輝ける星になってくれたらいいと思います。
第2部
「ばらの精」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバー/演出:カーク・ピーターソン/装置・衣装:レオン・バクスト(復元:ロバート・パージオラ)/照明:ブラッド・フィールズ
指揮:デイヴィッド・ラマーシュ/東京フィルハーモニー交響楽団
シオマラ・レイエス/エルマン・コルネホ
これもとっても楽しみにしていました。幕が開くとレイエスが立っていて、「ああ彼女は楽しい舞踏会から帰宅したんだな」とわかる。その立ち姿に感心しました。そーんなに好きというダンサーではないけれど、この役は彼女にぴったり。コルネホもすばらしかった。中性的とか妖しさとかはあまりないんだけど、とてもノーブルなのねー。ジャンプも高いけど着地音はほとんどしない、でもって全然これみよがしじゃないの。コルネホはどの役で舞台に登場した時も本当に品がよくてあっさりと超絶技巧を見せてくれちゃうんですね。今回の来日ですっかりファンになりました。
「マノン」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ/装置・衣装:ニコラス・ジョージアディス/照明:トマス/スケルトン
指揮:デイヴィッド・ラマーシュ/東京フィルハーモニー交響楽団
ジュリー・ケント/フリオ・ボッカ
とっても大人の「マノン」でした。ジュリーは普通に恋する女の子で、それがまた美しいの。この先に不幸なんて待っていそうにない感じで、沼地とかは想像つきませんね(笑)。ボッカは神学生には見えなかったけど、マノンをひたすら情熱的に愛する男性ではありました。踊りによってすごーく美しいところがあったり、うーん?という場所もあったり。特に今回はロイヤルの公演で直前に「マノン」を見てるから、人によっては厳しい目線になったりもしたのではないでしょうか。
「海賊」より第2幕のパ・ド・ドゥ
原振付:マリウス・プティパ/音楽:アドルフ・アダン/編曲:リッカルド・ドリゴ
指揮:デイヴィッド・ラマーシュ/東京フィルハーモニー交響楽団
パロマ・ヘレーラ/アンヘル・コレーラ
ものすごーく盛り上がりました。アンヘル飛びまくり回りまくり。パロマはとっても丁寧に踊っていてエレガントでした。2人の対比がかなりくっきり。アンヘルはガラでは観客を楽しませようと俄然がんばってくれるんだよねぇ。で、客席も「きゃあっ」って感じですごいことになっていました。まーねー、お祭りだから(笑)。
第3部
「シンフォニエッタ」
振付:イリ・キリアン/音楽:レオシュ・ヤナーチェク/リハーサル・演出:ロリスン・アンダーソン/装置・衣装:ウォルター・ノッブ/照明:ヨープ・カボールト
指揮:チャールズ・バーカー/東京フィルハーモニー交響楽団
第1楽章:ケネス・イースター/クレーグ・サルスティーン/アイザック・スタッパス/エリック・アンダーウッド/マキシム・ベロセルコフスキー/マルセロ・ゴメス/ジェフリー・ゴラデイ
第2楽章:ジリアン・マーフィー/マルセロ・ゴメス/クレーグ・サルスティーン/サラワニー・タナタニット/ケネス・イースター/アイザック・スタッパス/アドリエンネ・シュルト/マキシム・ベロセルコフスキー/マリア・リチェット/ジェフリー・ゴラデイ/エリック・アンダーウッド
第3楽章:アンナ・リセイカ/エリック・アンダーウッド/ジェニファー・アレキサンダー/マルセロ・ゴメス/カルメン・コレーラ/マキシム・ベロセルコフスキー
第4楽章:ジェフリー・ゴラデイ/マリア・リチェット/クレーグ・サルスティーン/アドリエンネ・シュルト
第5楽章:マキシム・ベロセルコフスキー/マルセロ・ゴメス/ジリアン・マーフィー/ケネス・イースター/アイザック・スタッパス
えーっと、メモしてこなかったので第3楽章でシモーヌ・メスマーの代役を誰が踊ったか忘れてしまいました。何となくジェニファー・アレキサンダーかな、と思っているのですが、もしご存知の方がいらしたら教えていただけると嬉しいです。
昨日ホールバーグとティドウェルが踊ったパートをマックスとゴメスが踊ったのですが、こんなにも存在感が違うものかと驚きました。そしてマックスとゴメスは質の違うダンサーだと思っていたけど、一緒に踊っているとそう感じない。2人ともノーブルだし、意外と身長なんかも近い?ただ肌の色が違うだけで同じ質のダンサーなのだと思いました。昨日のホールバーグとティドウェルは明らかに違う性質の2人が一緒に踊ってるって感じだっただけに、よけいに意外だったというか。
でもダンサー個々に思いを馳せたのはその2人位。あとは作品そのものを楽しむ感じでした。いや、楽しみたかったけど、今日もそういうことに適した席ではなくて・・・。後日知ったことですが、どうやらマックスはこの演目で脚を痛めてしまったらしいです。全然そんな風には見えなかったのになぁ。全幕の主役は全部キャンセルしちゃったので、ここで彼を見られたのはよかったです。