- 2005/07/22 23:19|
- Category: ガラ/企画公演 など|
ゆうぽうと
第一部 「薮の中」ハンブルク・バレエ団
原作:芥川龍之介/演出・振付:服部有吉/音楽:服部隆之
強盗1:イヴァン・ウルバン(プリンシパル)
強盗2:ロリス・ボナニ
強盗3:ステファノ・パルミジアーノ
妻1:ステファニー・ミンラー
妻2:エレン・ブシェー(プリンシパル)
妻3:ゲイレン・ジョンストン
夫1:アレクサンドル・リアブコ(プリンシパル)
夫2:ヨハン・ステグリ(ソリスト)
夫3:服部有吉(ソリスト)
強盗、妻、夫の証言が全て食い違う、というところを3通りに踊って見せるのだろうな、という予想はしていました。実際その通りではあったのですが、その作り方はさすが。基本的には3組同時に舞台上にいて話が進み、一番話が食い違う「夫が死んだ理由」のところは1組ずつ順番に見せていく形。3組同時に舞台にいるところでもその組によって微妙に反応が違うので、目がいっぱい欲しくなる位。見せ場の1つが強盗1=ウルバンと夫1=リアブコの対決シーン。とても見応えありでした。それと、強盗3のパルミジアーノが個人的にツボでした。なんでだろう?よくわからないんだけど、、
服部さんの演出/振付もさすがだと思いますが、それを踊りこなすハンブルクのダンサーたちも魅力的でした。どうして7月のこの時期の公演なんだか・・・あと2週間後ろにずらしてくれたら、動員も増えたでしょうし私ももう1回位見たかった。
第二部 「R-Hatter」宝塚歌劇団/ハンブルク・バレエ団
構成・演出:服部有吉/音楽:服部良一
「おしゃれ娘」(歌:淡谷のり子):宝塚歌劇団
「買い物ブギ」(歌:笠置シズ子):全員
「バラのルムバ」(歌:二葉あき子):宝塚歌劇団
「夜のプラットホーム」(歌:二葉あき子):蘭寿とむ、大石裕香
「胸の振り子」(歌:霧島昇):服部有吉、大石裕香
「ラッパと娘」(歌:笠置シズ子):ゲイレン・ジョンストン、ステファニー・ミンラー
「センチメンタル・ダイナ」(歌:笠置シズ子):蘭寿とむ、高翔みず希、望月理世。星条海斗、夕霧らい、嶺乃一真、亜門真地
「東京カチンカ娘」(歌:暁テル子、羽山和男):イヴァン・ウルバン、アレクサンドル・リアブコ、エレン・ブシェー
「山寺の和尚さん」(歌:コロムビア・ナカノ・リズム・ボーイズ):ヨハン・ステグリ、服部有吉、ロリス・ボナニ、ステファノ・パルミジアーノ
「ヘイヘイブギー」(歌:笠置シズ子):全員
「蘇州夜曲」(演奏:服部隆之):服部有吉
すごーく楽しかったです。まずこれだけ大人数をうまく動かす服部有吉さんはすごい。そして服部くんの振付を「宝塚」風味にできるヅカのみなさんもさすが一流のエンターティナーだと思いました。客を楽しませる術を知っているんですね。そして服部良一さんの曲にも心を動かされました。
楽しかったのは「買い物ブギ」でゲイレンとパルミジャーノくんの2人が並んで正座して「おっちゃんコレなんぼ」って歌詞に合わせて身振りしてるところとか、「ラッパと娘」でのゲイレンとミンラーの弾けた踊りっぷり。それともちろん「東京カチンカ娘」でのウルバンとリアブコのコサック風ダンス。2人とも楽しそう〜にこちらを巻き込みつつ盛り上がる盛り上がる。ブシェーが加わってフェッテだのピルエットだの。その次の「山寺の和尚さん」での4人も最高でした。ここでもやっぱりパルミジャーノくんに釘付け。
全員で盛り上がったあとに、隆之さんのピアノ演奏に合わせて有吉くんが「蘇州夜曲」。フィナーレでは宝塚組がピルエットしてハンブルク組がラインダンスに挑戦!(笑)そして最後の最後に天国のおじいさんに挨拶する有吉くんに泣けてしまいました。笑って泣いて、すっかり楽しみました。長くない時間の割には出演者のみなさんにはかなりハードだったろうと思うのですが、集中力の高い舞台に満足です。映像化希望。
マチネにはアフタートークあり。宝塚のお二人は笑いを入れつつしっかりとした発言で(敬語も正しいし)感心しました。ステグリは服部くんに通訳されつつその場にいた訳ですが、英語で話す時も小さな声なの。発言の内容から誠実さと真面目さ、服部くんとの信頼関係の深さをすごく感じました。