- 2005/07/21 23:19|
- Category: ABT|
東京文化会館
第1部
テーマとヴァリエーション
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー<管弦楽組曲第3番op.55 第4楽章>/演出:カーク・ピーターソン/衣装:テオニー・V.オールドレッジ/照明:デイヴィッド・K.H.エリオット
指揮:オームズビー・ウィルキンス/演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
パロマ・ヘレーラ/マルセロ・ゴメス
ユリコ・カジヤ/シモーヌ・メスマー/マリア・リチェット/アドリエンネ・シュルト/ジーサス・パスター/クレーグ・サルスティーン/ゲンナジー・サヴェリエフ/ダニー・ティドウェル
ずっとMETシーズンの演目やキャストを追いかけてた私としては、そのシーズンに上演した演目をガラで踊ってくれるのはちょっと嬉しい。この演目を全部見たのも初めてだったしね。今度はパリオペかキーロフ辺りで見てみたいです。
真ん中はパロマとゴメス。パロマはやっぱりちょっと重めに見えるけれど、キラキラと光って丁寧に踊っていたと思います。ゴメスもちょっと大きくなった?(笑)確かMETでも何回か故障で休演してたと思うので、あまり調子がよいとは言えないのかも。ソリスト級では、ダニー・ティドウェルくんに釘付けでした。彼はいいねー。
第2部
「ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ/演出:ジュリー・リンカーン/振付助手:モニカ・パーカー/装置・衣装:ニコラス・ジョージアディス/照明:トマス・スケルトン
指揮:デイヴィッド・ラマーシュ/東京フィルハーモニー交響楽団
ジュリー・ケント/アンヘル・コレーラ
バルコニーシーン。ジュリーのジュリエットは映画「センター・ステージ」でちらっと見たことがある位。産休明けとは思えない、相変わらずの優美さにうっとりしました。少女らしいというよりは乙女のジュリエットなので、アンヘルよりは、例えばカレーニョ辺りの方がしっくり来たかも。アンヘルのロメオは若さと情熱にあふれていてとても好きだけど、ジュリーだったら「白鳥の湖」のグラン・アダージオあたりが見たかったかも。
「白鳥の湖」より黒鳥のパ・ド・ドゥ
原振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/演出:ケヴィン・マッケンジー/装置:オリヴァー・スミス/衣装:ザック・ブラウン/照明:トマス/スケルトン
指揮:デイヴィッド・ラマーシュ/東京フィルハーモニー交響楽団
ジリアン・マーフィー/フリオ・ボッカ
ボッカ、ようやく生で見る事ができました。今まで彼は映像の中でしか見られなかったのですが、その映像が少し若い頃のものばかりだったので、「ふ、太った?」と焦りましたよ。最初はどうしてもその違和感が拭えなかったのですが、サポートの確かさと縦横無尽の演技(というのはガラっぽくないほめ方かもしれないけども)、舞台上でささっと打ち合わせして(ように見えた)ジリアンのピルエットのサポートをいつまでもくるくるくるくるしてみたり、楽しませてもらいました。近くで見たせいか、ボッカのヴァリエーションはけっこう重そうに見えてしまったのですけれど、ジリアンがボッカのサポートにとても安心して踊っているのもよくわかりました。ジリアンの回転技はさすがで、ガラらしく盛り上がりました。
「海賊」より第2幕のパ・ド・ドゥ
原振付:マリウス・プティパ/音楽:アドルフ・アダン/編曲:リッカルド・ドリゴ
指揮:デイヴィッド・ラマーシュ/東京フィルハーモニー交響楽団
シオマラ・レイエス/ホセ・マヌエル・カレーニョ
ずっとMETシーズンの演目やキャストを追いかけてた私としては、そのシーズンに上演した演目をガラで踊ってくれるのはちょっと嬉しい。この演目を全部見たのも初めてだったしね。今度はパリオペかキーロフ辺りで見てみたいです。
カレーニョがすばらしかったー。気品があって輝かしくて、そういう意味ではアリらしくはないのかもしれないけど、体型も変わらないし、踊りも荒れることがなく、これほど長く「旬」でいられるダンサーなのかと改めて驚きました。ということで、カレーニョばかりひたすら目で追い続けてしまったため、残念なことにレイエスの印象がほとんど残っていない・・・。
第3部
「シンフォニエッタ」
振付:イリ・キリアン/音楽:レオシュ・ヤナーチェク/リハーサル・演出:ロリスン・アンダーソン/装置・衣装:ウォルター・ノッブ/照明:ヨープ・カボールト
指揮:チャールズ・バーカー/東京フィルハーモニー交響楽団
第1楽章:ジーサス・パスター/エルマン・コルネホ/ゲンナジー・サヴェリエフ/サッシャ・ラデッキー/デイヴィッド・ホールバーグ/ダニー・ティドウェル/カルロス・ロペス
第2楽章:ミスティー・コープランド/ダニー・ティドウェル/エルマン・コルネホ/アン・ミレウスキ/ジーサス・パスター/ゲンナジー・サヴェリエフ/エリカ・コルネホ/デイヴィッド・ホールバーグ/マリアン・バトラー/カルロス・ロペス/サッシャ・ラデッキー
第3楽章:ジェニファー・アレキサンダー/サッシャ・ラデッキー/クリスティー・ブーン/ダニー・ティドウェル/ミシェル・ワイルズ/デイヴィッド・ホールバーグ
第4楽章:カルロス・ロペス/マリアン・バトラー/エルマン・コルネホ/エリカ・コルネホ
第5楽章:デイヴィッド・ホールバーグ/ダニー・ティドウェル/ミスティー・コープランド/ジーサス・パスター/ゲンナジー・サヴェリエフ
これも見るのを楽しみにしていました。たぶんクラシック好きな方面の男性とかも会場には割といたと思うんですが、私の目の前にいた男性はオープニングの金管にのけぞってましたよ。キリアンとしてどーなのか、というのはよくわかりませんが、ABTのソリスト/コール・ドがいっぱい出てきて踊りを見ることができたのはよかったです。全幕だとよほど目立つところを踊ってくれないと、主役ばかりに目がいってしまうからね。
目をひいたのはヘルマン・コルネホと(ここでも)ダニー・ティドウェルでした。出入りの多いバレエなのに、席が近すぎてあまり作品全体を楽しめなくて残念。ヤナーチェクの音楽はとっつきにくいかと思っていたのですが、生で聴くとまた印象が違いますね。ずーっと音楽が耳に残っていました。この作品の映像は輸入版ビデオの「Four By Kylian」に収録されているようで(現時点ではDVDにはなっていないみたい)機会があればNDTが踊る「シンフォニエッタ」も見てみたいものです。