- 2005/07/02 21:33|
- Category: 新国立劇場バレエ|
クレジット
振付:マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー/作曲:レオン・ミンクス/台本:マリウス・プティパ/改訂振付:アレクセイ・ファジェーチェフ/舞台美術:ヴャチェスラフ・オークネフ/照明:梶孝三
指揮:ボリス・グルージン/演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場オペラ劇場
キャスト
キトリ:本島美和
バジル:逸見智彦
ドン・キホーテ:長瀬信夫
サンチョ・パンサ:奥田慎也
ガマーシュ:ゲンナーディ・イリイン
街の踊り子:西川貴子
エスパーダ:市川透
キトリの友達(ジュアニッタ):川村真樹
キトリの友達(ピッキリア):丸尾孝子
ロレンツォ:田名部正治
ロレンツォの妻:鳥海清子
メルセデス:湯川麻美子
ギターの踊り:大森結城、神部ゆみ子、深沢祥子
居酒屋の亭主:石井四郎
ジプシーの頭目:冨川祐樹
二人のジプシー:グレゴリー・バリノフ、吉本泰久
森の女王:寺島ひろみ
キューピッド:高橋有里
3人の妖精:寺島まゆみ、鶴谷美穂、丸尾孝子
4人の妖精:さいとう美帆、中島郁美、難波美保、大和雅美
公爵:ゲンナーディ・イリイン
公爵夫人:西川貴子
ボレロ:湯川麻美子、冨川祐樹
第1ヴァリエーション:西山裕子
第2ヴァリエーション:遠藤睦子
感想
本島さんはとてもバランスのよいキトリ(とドルシネア)でした。きっとこうだろうなーと思っていたキトリそのもの。それだけ確実とも言えるだろうし、それを破る意外性があってもよかったかも。そして、強いて言えば、他のペアに比べてラブラブ度が若干低かったかなー。逸見さんも包容力があって暖かく見守るバジルだったからよけい(笑)。あとは客席へのアピールが強くなるとよいなと思います。もちろん、オペラ劇場での主役デビューだし、よくがんばっていい舞台にしてくれたと思うんですけど、期待してるだけにちょっと辛めの点になっちゃうかも。ごめんね。逸見さんは街の床屋には見えませんが、相変わらず素敵。29日が姉さんキトリ、この日がお兄ちゃんバジルになっていたことを思うと、もしこの両日のバジルを取り替えていたら、、、と思ってしまったのは私だけ?それにしても逸見さん、新国立にももっと出てくれたらいいのにね。
ええと、それで他の日に書いてないところでは、バリノフくんにはいつも目が釘付けでした。1幕の街の男達の時も2幕のジプシーの時も、彼の踊りは本当に形がきれいで、しかもパワフル。あと、キューピッドの高橋有里さんは最終日が一番よかったです。他の日もそんなにできが悪い訳じゃないんですが、一番素敵なキューピッドだったと思います。一体何が違ったのかはわからないんですが(笑)。
それまではずっと1階からだったのですが、この日は3階席。上から見ると本当にコール・ドの美しさに涙が出そうになります。街の場面や居酒屋でセンターをはやす手拍子も迫力があるし、まとまりを感じます。毎回3幕の序曲とグラン・パ・ド・ドゥの始まりの曲を聞くと「ああ、もうこの舞台も終わりが近いのね」と悲しくなるのですが、この日は本当に「終わらないで〜」という感じでした。あと1週間くらい上演してほしいぞ・・・
あとですねー、これはダンサーの話じゃないんですが、1幕でサンチョ・パンサが笛を吹く音を表すホルンの音が、日を追うごとにどんどん調子っぱずれになっていくのが笑えました。初日はかなりお行儀よかったのに、最終日なんて苦笑すら浮かんできましたよ。笑える。あそこまで調子を外して吹くのは却って難しいんじゃないですかね?(笑)ホルン奏者さんもお疲れさまでした。
公演からちょっと間が空いてしまったので、あまりちゃんと感想が書けないのですが、やっぱり「ドンキ」は楽しい!です。ロイヤルの「シンデレラ」を見るまでまる1週間(ザハロワの日からだとまる2週間)、頭の中でずっとミンクスの曲がなりっぱなしでした。来シーズンの上演はないけど、また近いうちに再演してくださーい。お願いします。