- 2005/06/29 23:41|
- Category: 新国立劇場バレエ|
クレジット
振付:マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー/作曲:レオン・ミンクス/台本:マリウス・プティパ/改訂振付:アレクセイ・ファジェーチェフ/舞台美術:ヴャチェスラフ・オークネフ/照明:梶孝三
指揮:ボリス・グルージン/演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場オペラ劇場
キャスト
キトリ:厚木三杏
バジル:貝川鐵夫
ドン・キホーテ:長瀬信夫
サンチョ・パンサ:奥田慎也
ガマーシュ:ゲンナーディ・イリイン
街の踊り子:西川貴子
エスパーダ:市川透
キトリの友達(ジュアニッタ):川村真樹
キトリの友達(ピッキリア):丸尾孝子
ロレンツォ:田名部正治
ロレンツォの妻:鳥海清子
メルセデス:湯川麻美子
ギターの踊り:大森結城、神部ゆみ子、深沢祥子
居酒屋の亭主:石井四郎
ジプシーの頭目:冨川祐樹
二人のジプシー:グレゴリー・バリノフ、吉本泰久
森の女王:寺島ひろみ
キューピッド:高橋有里
3人の妖精:寺島まゆみ、鶴谷美穂、丸尾孝子
4人の妖精:さいとう美帆、中島郁美、難波美保、大和雅美
公爵:ゲンナーディ・イリイン
公爵夫人:西川貴子
ボレロ:湯川麻美子、冨川祐樹
第1ヴァリエーション:西山裕子
第2ヴァリエーション:遠藤睦子
感想
姉さんキトリ(でもかわいい)とはつらつバジル、という感じの舞台でした。
今回私が一番気に入ったキトリは三杏さん。元から彼女贔屓じゃんって突っ込まれるかもしれませんが(笑)実はそんなに期待してなかったので(←失礼なっ)、あんなかわいくてキュートなキトリになるとは思わなかった。特にピタっとはまっていたのは、1幕でガマーシュが登場した時にロレンツォに「ほら、ちゃんと挨拶しないさい」って強要されるでしょ。挨拶してからプイッと背を向ける時の可愛さ。それに、キトリの友達2人とバジル、ガマーシュ、キホーテと6人で踊る場面。踊る前にバジルに向かって「扇子ちょうだいっ」ってマイムとか。三杏さんってクールな美女だと思ってたので、ちょっとコミカルなのもいけるじゃん、と嬉しくなりました。
演技での貝川さんとのやりとりのタイミングもよかったし、すごく魅せてくれました。踊りでは「眠り」の時同様、幕が進むにつれて調子が上がっていった感じ。3幕のグラン・パ・ド・ドゥはお見事でした。ただ、彼女はドルシネアがちょっと・・・オーロラデビューを思い出させる若干キツめのメイクと、固い表情がもったいなかったです。それと、彼女特有の顔のつけかたが今回はマイナスに働いてしまったみたいでした。貝川さんも最初こそリフトのタイミングが合わずにドキッとさせられましたが、若くてはつらつとしてさわやか〜なバジルでしたよ。彼って貴族の1人で舞台にいる時はあまり目立たないのに、舞台の真ん中に出てくると必要なオーラを出してくるのねー。省エネタイプなのかしら(笑)。
キトリの友達は今日は川村真樹さんと丸尾孝子さん。丸尾さんの、1幕のパ・ド・シスでのバジルに対する演技がとってもキュートでした。踊りは川村さんの方が好みだけど。厚木キトリとこの2人の友達って、何となく「短大時代の友達」って感じがする(笑)。エスパーダはこの日以降市川透さん。登場した時「ば、番長?」って焦ったけど(笑)、すごく弾けててよかったです。踊りも安定してたし、あとはマントさばきかな。まぁ確かにガリムーリンみたいな「街の女の子の憧れ」っていう華やかさは足りないのだけど、日を追うごとによくなっていって頼もしかったです。
街の踊り子は西川貴子さん。ビジュアル的に、市川エスパーダと合ってました。踊りは、やっぱり彼女は私の好みよりちょっと固い感じがあるんですよね。メルセデスは1日以外は湯川麻美子さん。彼女のこの手の役は言う事ありません。雰囲気といい視線といい、そった背中といい、すばらしかったです。ギターの踊りも1日以外は大森結城さん。彼女もすばらしかったです。カスタネットの音もきれいにひびいていたし、柔らかい背中が魅力的でした。
あとはなんと言っても、森の女王の寺島ひろみさん。女王というよりはお姫様だったけど、なんと美しい〜。キラキラとしていて、初主役の「ライモンダ」以降驚異的にオーラを身につけられたと思います。踊りも以前の不安定さが消えたし、あのアームスの美しさ。ため息ものでした。
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