- 2005/06/25 01:21|
- Category: ベルリン国立バレエ|
キャスト(登場順)
弁者:ミカエル・ドナール
さすらい人:アレクセイ・ドゥビニン
エルダ:アリアンヌ・エルネスティ
ローゲ:ウラジーミル・マラーホフ
神々
ヴォータン:アルテム・シュピレフスキー
フリッカ:ディアナ・ヴィシニョーワ
ドンナー:マルチン・クライエフスキー
フロー:ライナー・クレンシュテッター
フライア:ベアトリス・クノップ
巨人の兄弟
ファフナー:マルチェッロ・ピヴォトー
ファーゾルト:マティアス・ボルター
小人族
アルベリヒ:マルティン・ブチェコ
ミーメ:ディニュー・タマツラカル
ライン河のノルン三姉妹:マリアン・ジョリー、セブネム・ギュルゼカー、マリア・ジャンボナ
ブリュンヒルデ:ナディア・サイダコワ
8人のワルキューレ:マリア=ヘレナ・バックリィ、ソラヤ・ブルーノ、ヨハンナ・ハン、マリアン・ジョリー、エレーナ・プリ、ガエラ・プジョル、エロディ・プナ、ナディア・ヤノフスキー
ワルツ(ヴォータン):アルテム・シュピレフスキー
その妻:ビルギット・ブルックス
ジークムント:イブラヒム・ウェーナル
ジークリンデ:ポリーナ・セミオノワ
フンディング:ロベルト・ヴォラート
フンディングの手下:ドミトリー・ブルガコフ、マリアン・ラザール、ドミニク・ホダル、ヴォルフガング、ティーチェ、ダリウス・プリル、デヴィッド・シミック、オリヴァー・ヴルフ
バッカスたち(火の環):エミリー・アーチャー、イアナ・バローヴァ、マルティナ・ベックマン、セブネム・ギュルゼカー、アンナ・フック、ナターリア・ミュノズ、エレーナ・プリ、ブレンダ・サレ、ゼニア・ヴィースト
ジークフリート
子供時代:マリアン・ヴァルター
青年時代:ミカエル・バンツァフ
2羽のワタリガラス:オリヴァー・ヴルフ、ヤン・ヴァンデンホイテ
人間族
グリムヒルデ:ヴィアラ・ナチェーワ
ハーゲン:ヴィスラウ・デュデク
グンター:マルティン・シィマンスキー
グートルーネ:エレーナ・プリ
人間族の屋敷の人々:イアナ・バローヴァ、マルティナ・ベックマン、サラ・メストロヴィック、アリアーナ・ピッツィ、ガエラ・プジョル、ブレンダ・サレ、巣山葵、アルシャ・ガルーミャン、マルチン・デムク、クリスティアン・クレール、エイメリック・モッセルマンズ、スヴェン・サイデルマン、デヴィッド・シミック、マリオ・ヘルナンデス
ピアノ演奏:エリザベット・クーパー
クレジット
音楽:リヒャルト・ワーグナーのオペラ「ニーベルングの指環」にもとづく変容の物語/台本:フィリップ・ゴドフロワ、モーリス・ベジャール/振付・演出:モーリス・ベジャール/音楽構成:エリザベット・クーパー、フィリップ・ゴドフロワ/ピアノ演奏:エリザベット・クーパー/装置・衣装:ペーター・シコーラ/再演出:ベルトラン・ダット/再演出補:ミッシェル・ガスカール、マーク・ペイス/照明:ジャン=クロード・アスキエ
東京文化会館
感想
いやー、覚悟はしてましたが、やっぱり長かった。そしてトイレよりお尻が痛くなったのがつらかった(笑)。ミカエル・ドナールとマラーホフの存在がぐいぐい舞台へひきこんでくれたのが一番大きいと思うのですが、とても面白かったです。終盤の「神々の黄昏」でアルベリヒとハーゲンのやりとりで、こちらの集中力が切れてしまったのですが・・・ストーリーだけでなく歌曲の訳詞の内容も把握しておけば、もっと面白かったなだろうなぁとちょっと残念でもあります。ピアニストのエリザベット・クーパーさんもストーリーに参加して演技なさっていたのにびっくり。
見始めてすぐ「ああ、ベジャールだなー」と思いました。男性ダンサーなんかはベジャールの好きそうな人がけっこういたかもしれません。「ラ・バヤデール」ではあまり印象に残らなかったダンサーたちなのに、この作品では(登場人物が多くて見せ場もそれなりにあったからかもしれませんが)どのダンサーもわりと魅力的に見えたのも嬉しい誤算。各幕にそれぞれ「おおっ」と思わせるダンサーがいて、その点でも飽きませんでした。こうして見ると層が厚いのかなぁ、このカンパニー。もしかしたら「ラ・バヤデール」よりこのカンパニー向けの作品かしら、とさえ思いました。もうベジャールのカンパニーでは人数がいなくてこの演目は上演できないですよね、きっと。
「ラインの黄金」では神々が主役。雷神=ドンナーのマルチン・クライエフスキーは目の覚めるような鋭い踊りで、まさに雷鳴のごとく。彼が注目される理由がよくわかりました。フライア役のベアトリス・クノップの色っぽい存在感はガムザッティの時とはまるで別人。またフリッカ役のヴィシニョーワは神々しくて適役。ジークリンデとジークムンドが関係した時に怒りまくって、舞台上手にあったオープンリールデッキをバンっと叩いて止めたところなんて笑ってしまいましたよ。ヴォータン役のシュピレフスキーはちょっと神々しさが足りなかった(というか、たくさんのダンサーが舞台にいると埋もれてしまうんですよねー)ですが、後半、ブリュンヒルデとのパ・ド・ドゥはとてもよかったです。
「ワルキューレ」ではブリュンヒルデ役のサイダコワが本当にすばらしかったです。今まで映像で見た彼女よりも、今回のこの役はとっても似合っていました。凛々しくてかっこいいし、鎧を脱ぎ捨てた時の華奢な姿にも魅せられます。ジークリンデ役のセミオノワの野性的な風貌も印象的。今回のツアーではセミオノワのいろんな面を魅せてもらえて楽しかったです。
「ジークフリート」では少年期のマリアン・ヴァルターと青年時代のミカエル・バンツァフ、共にとてもよかったです。青年期のバンツァフくんはちょっとルグリに似た感じですねー。パンフレットのプロフィール写真だと全然そういう感じがしないのですが、舞台に出てきた時はびっくりしました。それと、ミーメ役のタマツラカル、彼の道化のような存在も印象的。
「神々の黄昏」は、先に書いた通り、アルベリヒとハーゲンのやりとりで集中力が切れてしまって、けっこうつらかったです。で、結局あまり覚えていないのですが・・・終末と始まりを予感させる終わり方に感心しました。舞台の隅々まで仕掛けがあるので、見切れのない席でみないとなんだかわからない部分が出てきそうな感じでした。
次いつ見られるかわからない演目ではありますが、その機会が訪れるのであれば、オペラの歌詞もちゃんと把握して見ようと強く思った次第。
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