- 2004/10/16 23:19|
- Category: 新国立劇場バレエ|
クレジット
振付:マリウス・プティパ/改訂振付・演出:牧阿佐美/音楽:アレクサンドル・グラズノフ/美術:ルイザ・スピナテッリ/照明:沢田祐二
指揮:エルマノ・フローリオ/演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場オペラ劇場
キャスト
ライモンダ:吉田都
ジャン・ド・ブリエンヌ:イーサン・スティーフェル
アブデラクマン:イルギス・ガリムーリン
クレメンス:真忠久美子
ヘンリエット:西山裕子
ベランジェ:マイレン・トレウバエフ
ベルナール:冨川祐樹
ドリ伯爵夫人:豊川美恵子
アンドリュー2世王:長瀬信夫
サラセン人:厚木三杏、内冨陽子、大森結城、奥田慎也、陳秀介、冨川祐樹
スペイン人ソリスト:遠藤睦子、奥田慎也
チャルダッシュ ソリスト:大和雅美、吉本泰久
マズルカ:厚木三杏、大森結城、鶴谷美穂、千歳美香子、深沢祥子、堀岡美香
ヴァリエーション:遠藤睦子
パ・ド・カトル:奥田慎也、陳秀介、中村誠、冨川祐樹
パ・ド・トロワ:川村真樹、寺島まゆみ、丸尾孝子
感想
2日めは吉田都さんとイーサン・スティーフェル。昨日の大型カップルに圧倒されたのと、今日の席が昨日より遠かったため、最初は「あれ、2人ともちょっと地味じゃ?」と焦りました。都さんは新国立のコールドの前にいると本当に小さく見えます。イーサンも大きい方じゃないしね。そのイーサンでも都さんのサポートはかなりかがんでいたような。タイミングがなかなかうまく合わないようで、リフトの度に2人で少しずつ修正をいれていました。1回イーサンったらサポート間違えちゃったみたいで、都さんがうまく合わせてくれていましたし。すごいな、プロだなーと思いながら見ていて、バレエの筋そっちのけ(笑)それも次第に合ってきていたので、次回はきっと素晴らしいにちがいない、と期待。志賀さんとの「シンデレラ」も2回目が絶品でしたし。
都さんは清く正しいライモンダ。ガリムーリン@アブデラクマンのアプローチに露骨に迷惑そうなお顔をするし、ジャン・ド・ブリエンヌとも、夢の中でさえキスも致しません。なんとなく素の都さんのキャラクターが役を通して見えてきたようにも思いました。今まで彼女の全幕は「くるみ」のこんぺい糖の精と「ジゼル」しか見ていないけど、そういう風に感じたことはなかったので新鮮でした。踊りは本当に素晴らしい。特に手を打ち鳴らすヴァリエーションは風格とドラマがあって、会場の空気が一変。あの空間を支配してましたね。見ていてシアワセで泣きたくなりました。
イーサンはまだ振りが入りきってないのかなー。絶好調には見えませんでした。キラキラ・オーラも届かなかったし。衣装も合ってないように見えて、あまりプロポーションがよく見えなかったんですけど・・・。でも、2幕で帰還してきた時は素敵でした〜。手袋バシっと投げるところとか、アブデラクマンとの決闘もよかったし、トドメの一撃も首辺りだったし。でもまぁ、本音は「イーサンはこんなもんじゃない!」とかなり不完全燃焼ではありました。ファンとは贅沢なものですねー。それでも、久しぶりに踊るところを見られたのは嬉しかったし、「お辞儀をしたあとに細かく2回頷く癖」も見られたので、「パーフェクト!」は22日にとっておきますデス。
アブデラクマンのイルギスガリムーリンさんは、意外な程に地味に見えましたよ。あれは何故なのかなー。色気が足りないような気はしますが(ティボルトの時には適度にあったのに)、それにしても。見る前は、テューズリーよりはまり役だと思っていたのになー。よさが発揮できない振付なんて、気の毒だわ。それに、清く正しいライモンダにはまるっきり拒否されて相手にされないのだもの。ガリムーリンさんのせいではないけど、さー。
全体的に初日よりまとまっていました。他のキャストで初日と違うのは、真忠さん@クレメンスと西山さん@ヘンリエット。2人とも柔らか軽やか。どちらも好きですが、西山さんの軽やかさが際立っていたように思いました。あと初日に書かなかったところで、3幕マズルカの深沢さんの踊りが印象に残っています。具体的にどこがとは言えないのですが。
3幕は天皇皇后両陛下がいらしたせいか、ダンサーたちもオケもぐっと気合いが入ったようでもありました。特にオケ!最初からそれくらいやってよー(泣)
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