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「ロメオとジュリエット」新国立劇場バレエ(2004/04/16)

クレジット

振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ/演出:ジュリー・リンコン/監修:デボラ・マクミラン/舞台美術・衣装:ポール・アンドリュース/照明:沢田祐二/舞台装置・衣装提供:バーミンガム・ロイヤル・バレエ
指揮:アンソニー・トワイナー/演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場オペラ劇場

キャスト

ジュリエット:アレッサンドラ・フェリ
ロミオ:アンヘル・コレーラ
マキューシオ:吉本泰久
ティボルト:ゲンナーディ・イリイン
ベンヴォーリオ:マイレン・トレウバエフ
パリス:森田健太郎
キャピュレット卿:本多実男
キャピュレット夫人:楠元郁子
乳母:大塚礼子
マンドリンの踊り:グレゴリー・バリノフ(ソロ)、江本拓、陳秀介、冨川直樹、佐々木淳史、中村誠
娼婦:湯川麻美子、西川貴子、前田新奈
モンタギュー卿:内藤博
モンタギュー夫人:神部ゆみ子
ロザライン:真忠久美子
ロザラインの友人:深沢祥子
ロレンス神父:市川透
大公:小原孝司
ジュリエットの友人:遠藤睦子、高橋有里、西山裕子、さいとう美帆、寺島ひろみ、本島美和

感想

フェリとコレーラの組み合わせは、ABT前回来日時のガラ「アザー・ダンシーズ」でもスカラ座の「ロメジュリ」映像でもそんなにいいと思わなかったのですが、今回のロメジュリはすごくよかった!

フェリのジュリエットには唸る他ありません。あどけないコドモっぽさから意志を持った一人の女性まで、見事に演じていてうっとり。特に初日は、パリスとの結婚を早められて途方にくれてベッドに腰掛けるシーンは凄みさえありました。

そして、なんといってもコレーラ。踊りがスゴイのは知ってし、「メリー・ウィドウ」のダニロで演技もなかなかイケる、と知ってたハズなのに、こんなに見事にロメオを踊ってくれるなんて思わなかった。初日、特によかったのは、マキューシオ、ベンヴォーリオと踊るところ。3人で踊るとアンヘルの身体能力の高さが目立って、明らかにジャンプも高いし、脚も高く上がるし、しかもステップがとても正確で綺麗なの。もちろん他の場面もよかったけど、この3人で踊るところでアンヘルのスイッチが入ったような気がしたんだよね。

ベンヴォーリオのトレウバエフくんも綺麗に踊ってました。吉本泰久さんのマキューシオはお調子者な感じがよく出てたけど、時々「道化」が顔を出すような(笑)もうちょっと憎たらしい感じがあった方が、私は好きかなー。もしかしたらパリオペ映像のドラノエの印象が強いのかもしれないけど。

イリインさんはティボルトも怪演でした。森田健太郎さんは、今回ロメオは降板されてパリスで久々に舞台に上がられた、ということでいいのかしら?パリスってみんな金髪じゃなきゃダメなんでしょーか。金髪はちょっとお気の毒なような。いや、もしかしたら髪の色よりあのもっさりした髪形?あるいはメイクだろうか・・・。そうそう!新国立の「ロメジュリ」は初めて見たので、マンドリン・ダンサーズの衣装に転げるほどびっくりしました!ソロのバリノフくんもすばらしかったです〜。

娼婦では湯川麻美子さんがさすが。あの視線とか蓮っ葉な感じ、好きだわー。キャピュレット夫人の楠元郁子さんも演じる力の大きな方だなーと思います。目を引く存在感のある人。ジュリエットの友人では、やっぱり目がいくのは寺島ひろみさん。っていうか、全体をぽーっと見てて、「あ、あの人の踊り好き!」と思ってお顔を確認すると寺島さんなんですよね、私の場合。

ロレンス神父の市川透さんは、もうちょっと工夫がほしいところでした。やっぱり身近にいないですからねー、神父さん。そうそう、ロザラインの真忠さんも美しくて、貴族の威厳でロメオを拒否する様子がとてもよかったです。群舞がなんとなくざわついていて、まとまりがないような気がしたのが残念ですが、これは少しずつよくなっていくのではないかしら。

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管理人:ゆう

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